レヴィオルストーリー2


一方、レイに知らせるため執務室を出た、アレン曰く『ムカつく』マケドニス。

彼がレイにロンが来たことを伝えると、彼女はさっそく嬉しそうに目を輝かせた。


「お兄ちゃんもう来たのね?」


そう言って応接間に走って向かってく。

その後ろ姿を見てマケドニスは首を傾げた。


(どうしたんだろう、レイ様。)


マケドニスはレイが執務室にいるだろうとそこに向かった。

しかしいなかった為、今度は部屋に行ったのだ。

だが、そこにもいない。

探し回ってレイを見付けたのは、何にもないが窓からの景色は最高な空き部屋だった。


しかも見つけたときのレイはほぼ放心状態。



(何かあったんだろうか。)


後でアレン様に報告しなければ。