「いやー、あんなに仲がいいくせに未だに両方初々しいのが面白いですねー。」 「…うっさいな、からかうな!」 「おっと。じゃあアレン様の愛しのレイ様に伝えてきますねー」 アレンが投げてきた箱をあっさりかわしたマケドニスは、そう言って執務室を出て行った。 「…ムカつく!」 残されたアレンは真っ赤なまま怒って、また資料を探すべく部屋を散らかす。 その行為には軽く八つ当たりも入っていた。 無駄に散らかしたせいで資料が探しにくくなったことに後から気付いて、アレンは物凄く後悔したとか。