レヴィオルストーリー2


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午後2時30分。


少し早めに、ロンご一行が城にやって来た。


「え、もう?」


マケドニスに報告されたアレンはかなり慌てる。

明日の会談の為に執務室で資料を漁っていたアレンは、急いで違う書類を探し始めた。


「応接間で待ってもらっていますが、それでよろしかったでしょうか。」

「うん、いい。あ、そうだ、レイにも言ってやって。」

「はい。」


資料を引っ張りだしながら言うアレンにマケドニスは笑顔を向ける。

アレンはそれを見てムッとした。


「…何だよ」

拗ねたような声に、更に笑顔になるマケドニス。


「いえ、レイ様のことばかり考えていらっしゃると思って。」

「………………。」


アレンの真っ赤になる反応は、マケドニスの楽しみの一つになっていた。

期待した通りに頬を染めるアレン。