「……え?」
アレンは固まった。
何故、それを知っている?
それは側近であるマケドニスにしか言っていない筈。
レイ達すら知らないことなのに、何故シルラが知っているのだ。
「どうして私が知っているのか…。知りたいですか?」
目の前の美女はそう言って妖しく笑った。
知りたいも何も、それは聞いておかなくてはならない。
「何で、お前が知ってるんだ」
シルラとは正反対に、アレンは厳しい表情で聞いた。
聞いた、というより言うのを命令したの方が正しいだろう。
それくらい威厳のある厳しい声だった。
シルラは“お前”という単語に少し不愉快そうにしたが、にっこり笑ってアレンの問いに答える。
「聞いたんですよ。」
「誰から?」
「誰でしょうね」
はぐらかすシルラに、アレンは明らかにわかる舌打ちをした。


