レヴィオルストーリー2


「…レイ?どうしたんだ?」

「何でもないの」


目線を合わせるために屈んだアレンに目を向けず、レイはボソッと呟いた。


「何でもないわけないだろ。」

「何でもないわよ」

レイはやっぱり目を合わせずに呟くだけ。


「言いたくないならいいけど…」

ローゼ譲りの頑固なレイを何度か見たことがあるアレンは、無理に聞くのはやめにした。


「…大丈夫か?」

「…えぇ。」


大丈夫ではなさそうだ。


部屋に入れたくせに頑固に意地をはるレイにアレンは少し困った。



「…何かあったら頼れよ?」

「大丈夫よ」

「大丈夫じゃなさそうだから言ってんだ」

「……………。」


レイは黙り込む。


拗ねたレイを優しい目で見ていたアレンは、不意に扉の方を振り返った。


その目はさっきまでの優しいものではなく、鋭く厳しい。



「…アレン?」

彼の変化にレイは布団からひょっこり顔を出した。