レヴィオルストーリー2


「…はい」

少し遅れて涙声が返ってきた。

アレンは眉根を寄せて首を傾げる。


「レイ?どうした?入っていいか??」

疑問形だらけで心配そうに声をかけたアレン。

「…アレン?」

レイのこの問いかけに名乗るのを忘れていたのを思い出した。


「うん、俺。」

アレンは問いかけにちょっと合わない言葉を返す。

オレオレ詐欺みたいだが実際にアレンなので、レイはそこはつっこまなかった。


「…どうぞ、入って。」


その言葉にアレンは遠慮がちに扉を開いた。


レイはベッドで布団にくるまって丸まっている。

まさか寝坊だったのか?と、アレンは一瞬かなり驚いた。


しかし、レイに近付くと違う驚きに変わる。



「…レイ?」



彼女は布団に埋まりながら、やはり泣いていた。