「開けるの?」 ルルは頷いた。 リルムは何だろうと不思議に思いながら、クローゼットの中を覗く。 その奥に、何かがあった。 「…何?コレ。金庫?」 鍵がついている。 リルムがルルに顔を向けると、ルルは鍵をくわえて持ってきた。 「ありがと。開けるね」 金庫の鍵穴にそれをさし、回した。 ガチャ… 「失礼しまぁす…」 ゆっくり金庫の扉を開ける。 そしてその中身を見てリルムは驚愕した。 「何、これ…」