「うん、最近元気ないでしょ?レイ一番なつかれてるし何か知らない??」
「なつかれてるってペットみたいね」
ちょっと酷いことを口走った後、私にはわからないとレイは言う。
「元気だけが取り柄なのになぁ。」
ギルクが味噌汁を使用人に頼みながら呟いた。
「あ、リルムに聞いてみたらわかるかもしれないわよ。いつも二人で遊んでるし。」
レイの提案に目が朝ごはんに釘付けな二人は揃って頷いた。
「今日来たら聞いてみるっ」
朝っぱらから甘いスイートポテトに食い付きながら、イルは笑顔でそう言う。
レイは苦笑しながら食堂を出た。


