そのまますごすごと階段を登っていくルルアン。
ギルクは顔を後ろに向けてイルと顔を見合わせた。
「なんか最近元気ねぇよな?」
「うん、変ね。どーしたのかな。」
「いつからだっけ?」
「んー、二日前か三日前…??」
二人で唸りながら食堂に入る。
するとレイが食べ終わったところだったらしくトレイを運んでいるのが見えた。
「あ、レイー!おはよ!ね、ルルアンなんだけどさー」
朝の挨拶もそこそこに、イルは早速聞いてみる。
「おはよう。ルルアンがどうかしたの?」
レイはトレイを置いて首を傾げて二人のところに来た。


