「あーあ、行っちゃったぁ。何でか知んないけど滅多にないチャンスだったのにぃ~。」 ルルアンからしたら無敵アレンを倒せる(?)チャンスだったらしい。 残念そうに言うと、部屋に戻ろうとくるりと逆方向に回転した。 「ルルアン」 しかし、誰かに呼び止められる。 その声に驚いたルルアンは振り返ると、その水色の目をおもいっきり見開いて更に驚いた。 「…え…?」