懐かしい子守唄が部屋いっぱいに響く。 心地よい歌声にアレンの瞼が重くなっていった。 (あ…、子守唄…。) 「母さん…待って、母さんの故郷は…リシェラルク…??」 歌声が途切れた。 『…そうよ。もう、寝なさい、アレン。』 二度目の子守唄と共に、アレンは眠りについた。 また被るのを忘れた布団が、誰もいない中でアレンにかけられた。