「…は?」 「…嘘」 大木の下にいるものを見て、二人は目を丸くした。 桜の花びらが散るなか、そこにいたのは ────水色の髪の、小さな男の子。 気持ち良さそうに眠っている。 「…これは…どう反応したらいいのかしら」 困ったように男の子を眺めるレイ。 「…とりあえず…城に…運ぶか」 アレンはそう言うと男の子の傍らに跪いた。 「…そうね、ここで寝てたら風邪ひくものね…。でもどうしてこんなところに…」 レイはアレンが男の子を抱き上げるのを眺めながらそう呟いた。