その大きな悲鳴をあげた瞬間、手裏剣がビュビュッと一気に飛んでくる。
それはリルムとルルアンの服に引っ掛かり、二人を壁に張り付けた。
「元忍者ナメンじゃないわよぉ。当てようと思えば当てれるんだからぁっ!」
「ご、ゴメンナサイ、ゴメンナしゃイ」
恐怖で上手くしゃべれないリルムは身の安全のために噛みながらも懸命に謝る。
ルルアンは声も出せないほど怯えていた。
「おいおいイル、ガキ相手にやりすぎだろぉ」
哀れに思ったギルクが助け船を出したが…
「黙りなさいっ、助手1!!」
「うひえぇーッ!?ていうか降格!?」
すっ飛んできた手裏剣を避けながら、実はワトソンにはまっていたギルクはショックを受けた。
そんなギルクの横に避難しているルルは主人を助けようともしない。


