2回は諦めた。けど。


心の中でガッツポーズするよね。

嬉しさでニヤケながらも、

ー蛍へ。
蛍はなんでもズバズバ言いすぎるところが、いい所でもあり、悪いところでもあると思います。小説家頑張ってね。ー

と、書いた。素直な気持ちだったと思う。

そして、裏にもう1ページメッセージを書くところがあるのを俺は知っていたから、「すきです。」と、角に、シャーペンで薄くかいた。

きっと誰も気づかないだろうな。

シャーペンってことでさえ薄いのに、更に薄く書いた。

気づく人がいたらちょっと怖いくらいだよ。

「蛍。書けたよ。」

と、言うと、

「待って待って。蛍まだ書けてない。」

と、言われた。