2回は諦めた。けど。

すると、

｢ホントけちー。｣

とか言いながら自分で棚からコップを取り出してお茶をコップに入れるこいつはこの家の住民かってくらいだ。

そして、俺の横にきて、

｢俺に感謝しろよ？｣

と、ニヤッと笑ってソファに戻っていった。

その後、智也が蛍になんか話しかけていて、蛍はビビりながらそれに答えていた。

あ、そーいや男嫌いってか苦手なのか。相手は智也だしなんかあるとは思えないけど、とりあえず智也の近くにならないように気をつけていた。