俺はその後誰にも捕まることなく休み時間が終わり、教室に戻った。

すると、俺を鬼ごっこに誘った女の子、赤坂が、

「よーたろー君、噂通り足速いね!また遊ぼうね!」

と言って。自分の席へ戻っていった。

すると、今度は横の席の女の子に、

「鬼ごっこ楽しかった?」

と、聞かれた。正直別に楽しくもなかった。

「普通かな。」

と、答えると女の子は、

「だよね!蛍も全然楽しくなかった!鬼が1人じゃね!」

そう。この女の子が、城田蛍。