それから、何も起きずに、卒業の時がきた。

本当に何も無かった。

蛍からの告白すらも嘘かのように。

俺はこれでいいと、何度自分に言い聞かせただろうか。


これが2度目の諦めだったね。

仕方ないんだと思っていた。