なんにしても、もうすぐ充電が出来ると思うと嬉しい。

 モリスが軽く調べたところ、発電所内の電気は流れているそうだ。

 ということは、外に流れる送電線に何かあったのかもしれない。

 充電を終えてから調べてみようということになった。

「あ。あそこじゃない?」

 早苗が指さした建物に目を向ける。

 二階建てのプレハブは、いかにもな装いだ。

「地図には食堂もあったね」

「あとで行ってみよう」

 食べられるものがあるかもしれない。