私達が校内に入るとにさらに周りの人達から注目を浴びた。
お、落ち着かない...
いくら佐山くんといるからって、こんなにも騒ぎになるかな...
私が少し周りを気にしていると、突然佐山くんが謝った。
「ごめんね、周りの人達うるさいね...」
なんで佐山くんが謝るんだろう...
「別に大丈夫。それに、佐山くんが謝ることじゃないから。」
「そっか、よかった。」
そう言って佐山くんはまたふわりと優しい笑顔を見せた。
っ...
やっぱり、この笑顔を見ると胸がどこか騒がしい。
周りの騒がしさに少し慣れ始めてしまった頃、私達は教室に着いた。
そして途端に佐山くんがクラスの人達に囲まれた。
何となく予想をしてたから、私は黙って自分の席に着いた。
- なんで二人で一緒に来てるの!? -
- まさか付き合ってるとか!? -
なんで二人で学校に来ただけで付き合ってることになるんだろう。
佐山くんは、なんて言うのかな...
知り合い?
ただのクラスメイト?
たまたま一緒になっただけ?
そうやって私が一人ソワソワしていると、佐山くんから意外な言葉が飛び出した。
「友達だよ。」
!?
周りの人も、もちろん私も一瞬にして静まり返った。
