「俺と一緒にさ、中島さんの色、探そうよ。」
「色?」
いきなり何を言うんだろう...
「そ、今は怒ることしかないけど、これからは俺と一緒に‘笑顔’ だったり、‘悲しみ’ だったり、‘楽しい’っていう感情だって、中島さんが知らない綺麗な色が沢山あるよ。だから、それを俺と一緒に探そうぜ。で、それを俺に見せてよ。俺が、中島さんが見つけた色を使うキャンパスみたいになるからさ。」
佐山くん...
最初は何言ってんのかよくわかんなかったけど、徐々に理解出来た。
「うん。ありがとう。」
「おう! じゃあ、まずは学校に来ることだな。」
「いや、来てんじゃん。」
「HRだけな。授業を受けなきゃ来たとは言わないだろ。」
「そうだけど...」
授業を受けたって全部わかるんもん。受けてなんの意味があるだろう...
