「続きは?」
「あ、うん。」
それから家に帰った私はお母さんに殴られた。そんなこと初めてだったから何が起きたのかわかんなかった。
そしたら、お母さんが...
「どこ行ってたの!?心配したのよ...」
って言ってくれて、そんなこと言われたの初めてだから凄く嬉しくて...
だけど、実際心配してたのは私の事じゃなかった。
その夜お母さんの部屋を少し覗いたら秘書とお母さんの話が聞こえてきた。
「あの子が居なくなったらどうしようかと思ったわよ。あの子、頭だけはいいみたいだから将来私の仕事道具に使えそうじゃない?なんかあった時に子ども産んどいて良かったわ...」
小さいながらに、お母さんが言ってたことの意味はわかった。
目の前が真っ暗になって...でも自然と涙は出なかった。
あぁ、この人が心配してるのは、必要としてるのは私の事じゃなくて会社と私の頭だけなんだって...
そっからは何もかも諦めた。
