七色キャンパス ~キミがくれた色~


やっと開放されたー


ここに来るたびに、最近は開放感を感じるようになった。




キミから逃れられた喜びと、一人になれる喜びを噛みしめていた。




はずだったのに...


「中島さん!こんな所で何してんの?」

「!? あんた...ホントにしつこい!」


どこまで追っかけてる気なんだろ...


私になんの興味があるんだか、恨みがあるんだか知らないけど、頼むから私に変わらないでほしい。


「で、何のよう?」

「特に理由なんて無いよ?ただ中島さんと話したいだけ。」

はぁ?意味わかんない、なんなのこの人...

「理由が無いなら話しかけないで、私はあなたと話したくなんかないの。」


「そっか...でも俺はここにいるよ。なんか中島さんが心配だから。授業に出ない理由も含めて。」


「心配してくれなくていい。私は授業に出る必要なんか無いから出ないだけ。分かったらどっか行って」

我ながら冷たい言い方だなぁって思う。
だけど、私もこの人は何も関係ない。だからわざとキツい言い方をする。


なのに...




「ううん、俺はここにいるよ。」

何で?
「何で?私は一人になりたいって言ってるじゃん!!なんで一人にしてくんないの!?」

「心配だから。苦しんでるから。なんで授業に出ないかは詳しくは聞かない。だけど、俺はここにいる。」

苦しんでなんか...

「苦しんでなんかない!日浅いアンタがわかったような事言わないで!!!」

「そうやって、自分に言い聞かせてるだけだろ?俺にはわかる。俺も、そうだったから...」