ーー「千紗、おはよ。昨日は本気で驚いたわ。」 教室に着いて席に座るなり前の席の麻里が振り向いた。 ちらりと橋本くんに視線を移す麻里。 「………おはよう、百田さん。」 橋本くんは相変わらず(偽)爽やか王子だった。 「おはよう橋本。」 にっこりと笑う麻里だけれど、態度が違う橋本くんを見て面白そうだった。 「いやぁ、本当に想像以上だったわ。」 「だから言ったでしょ。」 麻里も津原くんも本当に驚いていたなぁ。