『ちーちゃん!』


小動物のような、例えればうさぎとか犬みたいに人懐っこい子だった。


特に私に懐いていた。


『あ、和くん!……って、また怪我してる!』
『そう!さっき転んじゃったんだ。」


その子は和くんという男の子だった。


とりあえず整った顔をしてるいる彼は可愛らしくて女子からの人気が高かった。


その分一部の男子からあまり良く思われていないみたいだけど、そんなの和くんは悪くない。


だから私はいつも男子から和くんを守っていた。