「ほら、千紗もそう思わない?」
突然百田が俺の隣に座っているちーちゃんに話をふった。
「………へ?」
まさか自分にくるとは思ってなかったのか、間抜けな返事をするちーちゃん。
そういうところも可愛すぎ。
「………そうだなぁ………あんまり表と裏の差があったらしんどそうだし……」
…………ちーちゃんはほんと、俺の心を見透かす能力とか持ってんの?
いや、そんなわけないだろうけど。
だって俺の気持ちに気付いてねぇし。
ちーちゃんの言う通り、いい人を演じていたら精神的にしんどくなることがあるから。
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