するとちーちゃんは恥ずかしそうにし、その後メモ帳を取り出して何やら書き始めた。
だけど俺は知らないふりをして授業を受けていた。
そしたらゆっくりと腕が伸びてきた。
投げ入れないのか、なんて思いながらも素直に受け取って中を開けると………
「………っ。」
まって本気で可愛すぎる。
わざとやってるのかちーちゃんは。
『今日の放課後、一緒にどこかに行きませんか?』
いや、まずなんで敬語?
だけどなぜかちーちゃんらしくも思える。
だめだ、にやける。
必死に我慢して、俺は意地悪をしてみる。
いい加減気づいてほしいんだけどな。
俺だっていつまで我慢できるかわかんねぇし。
なんて、思っていたら今日の放課後、さっそく化粧なんかしてくるし。
心臓止まるかと思った。
可愛すぎんだろ………。
まあちーちゃんは化粧なんかしなくても十分可愛いんだけどな。
それじゃあ他の男が寄ってきちまう。
陽もちーちゃんのことべた褒めだったし、まじこいつ殴ろうかなって思ったぐらい。
俺たちのデートの邪魔してくるし、なんで人がデート行く言うてんのに4人で遊ばないといけないんだよ。