しばらく走っていると、遠くで麻里らしき姿が見えた。
その前には2人の男がいて、やっぱり絡まれたのだと確信する。
そして私は後先考えずに行動してしまい………
「麻里を離して!」
と言って思いっきり麻里を引っ張り、男との間に入る。
「………っ千紗!?」
いつも強気の麻里とは違って泣きそうな顔になっていた。
「は?誰だよ?」
「同じ制服着てるじゃん。友達じゃね?」
見ると男2人は金髪でいかにもチャラい不良ですよ、って感じでピアスを色々なところにつけていた。
「なんだ、君も一緒に来たかったのか。」
そう言われ1人の男に腕を掴まれる。
「……千紗!」
「麻里!私はいいから早く逃げて!」
「は?逃げてってなんだよ。
俺たちは遊ぼうって言ってるだけ。」
「そうそう。だから向こうも同意の上でだぜ?」
「違う!麻里は泣きそうだったから無理矢理連れて行ったんでしょ?ほら、麻里早く……!」
「………ごめん、千紗、待ってて!」
そう言うと麻里は走って去っていった。
「あらあら見捨てられたね、君。可哀想に。」
「友達を庇ったのに逃げられるってどういう気持ち?」
この2人はさっきから何を言ってるの……!?
私が逃げてって言ったんだから逃げて当然なのに。



