「うわぁ、可愛いのいっぱいある……!」
「ほんとだ。私アクセサリーとかつけないからなぁ。」
「ええ!?麻里、絶対に似合うのに!」
「そんなわけないでしょ。」
麻里とか大人っぽいから絶対似合うのに。
私なんか見た目が子供っぽいから、つけるアクセサリーも決まってくる。
「………あっ。」
お店を回っていると、ふと見つけたペアリング。
カップルがつけるやつだよね……。
「おっ、それを橋本とつけたいんだぁ?」
「なっ……!?違うよ……!」
急に後ろから現れた麻里。
ニヤニヤと笑っていた。
「まあいいんじゃない?そういうのもアリだと思うけどなぁ?」
「いやいや、見てただけだから!」
結局、気に入ったアクセサリーを1つ買うことにした私。
「あ、レジ混んでる………。
買ってくるから待ってて!」
「りょーかい。じゃあ店の外で待っとくね。」
麻里はそう言って店の外に行き、私は少し並んでいるレジへと向かった。



