ーーその後、ほとんど会話はすることなく学校に着く。
すると門でバッタリ自転車に乗っていた麻里と会った。
「………麻里!!」
私は一刻も早くこのことを話したくて麻里の元へ駆け寄る。
麻里は自転車を漕ぐのを止め、降りてくれた。
「千紗、橋本ほって行くの?」
「いい!それより麻里に話があるから!」
「けどすっごく悲しそうに見てるわよ?」
「えっ……?」
私は橋本くんの方を見た。
すると子犬のような悲しい目で私を見ていて………
ってダメだ騙されるな。
今は表の顔。
爽やか王子様を演じているんだ!
ほら今もそんな顔で見て………
「橋本くんってあんな顔もするんだ。」
「まってギャップやばすぎない?」
いや、もっとすごい引くようなギャップがあります。
「あの子が何かしたのかな?」
「は?だとしたら最低。」
………あっ!
もしかして、橋本くんはこれを狙ってた?
「ほらどんどん嫉妬かうことになるよ。行っといで。昼休み聞いてあげるから。」
ついには麻里まで……!



