「お2人さん、少し目立つんでご退場願います。」
私の隣からひょこっと現れた津原くん。
「なんで?いいじゃん、俺にも参加させてよ。どうせ橋本には勝てないんだし。少しでも邪魔したい。」
「ちょっと悠河!何言ってるの?」
「花音も千紗ちゃんと写真撮りたくない?」
「それは……撮りたいけど。」
花音さん、すっごく可愛かったです今の表情。
津原くんも少し照れている。
あとで麻里からのカミナリが落ちるよ?
「じゃあ千紗ちゃん撮ろっか。」
悠河くんはそう言って私を押し、津原くんに撮影を頼んでいた。
すると突然
「「キャアアッ!」」という悲鳴が聞こえる。
振り向くと、和くんがいた。
「え?和くんどうしたの?」
「すいません、この子は男性の方との撮影をお断りさせていただいてるんでご遠慮ください。」
久しぶりに見た爽やかスマイルの和くんに周りが悲鳴をあげていた。
と、同時に悠河くんも見てイケメンが2人……!と騒いでいた。



