少し歩き、出口のところに和くんと花音さんはいた。
花音さんは少し目が赤い気がする。
多分泣いていたのだろう。
「ちーちゃん……!」
和くんが心配そうな顔をして私の元へと来る。
「こいつに何されたんだ!?」
「ちょっと待て橋本。勝手に俺が手を出した設定にしないでくれる?」
「お前のことだから絶対何かしただろ!?」
「ほ、本当だよ?本当に何もされてないから………」
私が間に入り、和くんを止める。
和くんはまだ少し疑っていたけど、
ちーちゃんがそう言うなら、と言って信じてくれた。
「……それにしても、花音。
俺と観覧車乗りたかったんじゃなかったのか?」
悠河くんの視線が花音さんに向けられる。



