「…………私だって不安に思うこともあるんだよ。和くんは人気者だしなんでもできて完璧だし、それに比べて私は至って普通。
だからこんな私でいいのかって思う時もある。けどその度に和くんが安心させてくれるんだ。
………悠河くんは?花音さんが好きなら、ちゃんと伝えて安心させてあげなよ………」
気づけば泣いていた私。
そして言葉も涙も止まらない。
「花音さんはいつだって悠河くんが好きだって、わかってるでしょ?」
「……だから、そんな花音に俺は不釣り合いなんだって。」
「釣り合ってなくても好きならそれでいいじゃんか。
こんなの私が言える立場じゃないし何様かよって思うかもしれないし綺麗事かもしれないけど………
両想いなんだから、あとは悠河くんが自分の気持ちを伝えればいいんだよ?
早くそれに気づいてよ………!」
そして少しの間沈黙が流れる。
観覧車は半分を過ぎていたけど、外の景色を見るつもりはない。



