「次の方。2名ですか?」
「はい、そうです。」
従業員に人数確認され、答えた花音さん。
「ではあと少しお待ちください。」
そして悠河くんと観覧車に乗ると思ってた。
少なくとも花音さん以外の3人は………
もう少しで乗る。
そのところで突然花音さんが和くんの腕を引いた。
「………え?」
「あら、縦に並んでたんですね。
てっきり隣の方かと………では乗る時に注意して…………」
気づいた時にはすでに従業員に押され、花音さんは自分から乗ったけど和くんは乗らざるを得なかった。
「2人ともお似合いです!では行ってらっしゃい!」
満面の笑みで従業員に送られる2人。
私も悠河くんも、そして和くんも………
今の状況に理解していなかった。
最後に見たのは切なげに笑う花音さんと驚いている和くんの姿。
「では次のカップルさんもどうぞ。
ダブルデート、いいですね!」
「えっ、あの私乗りませ」
「千紗ちゃん、行こっか。」
乗るのをやめようとしたら悠河くんに腕を引かれ、後ろからは従業員に押され結局乗ってしまった。



