「花音、そんなに行きたいなら後で2人で行くか?俺はついて行くけど。」
………多分悠河くんは何気なく言った言葉だと思う。
だけど花音さんは少し悲しそうな顔をしていて………
「ううん、もう大丈夫。
最後は観覧車に乗って終わらしたいし。」
無理矢理笑顔を作っているようにも見えた。
「そうか?まあまた来たらいいか。」
まるで気づかないふりをするように、悠河くんもいつも通り接していた。
そして気づけばあと2組で私たちの番だった。
「じゃあ観覧車は別々でいいよね?」
花音さんは私と和くんに聞いてきた。
「あぁ、俺は大丈夫です。」
一応花音さんには敬語を使っている和くん。
「私も大丈夫です!」
観覧車で2人きり。
花音さんと悠河くんはきっと大丈夫だよね。
今日を見る限り、幸せそうに見えたし………。



