だけど今更気にしたって仕方ない。
とりあえず今日は楽しんでやる。
「そんなことないよ!
………あっ、悠河くんは知ってると思うけどこの人が私の彼氏の和くんって言います。」
私が和くんを紹介すると、和くんは
「橋本和也です。」と言って花音さんに向けて頭を下げた。
「あなたが千紗ちゃんの彼氏さんね……!
話の通りすごくかっこいいわ。
私は桐沢花音って言います。よろしくね。」
「ちょ、花音さん!
私が花音さんに話したことは言わないでください!」
「あら、ごめんなさいね。
あんなにも幸せそうに話してたものだから……」
花音さんはそう言ってふふっと笑った。
周りを虜にするような笑顔。
女の私でも見惚れてしまう。
本気で和くんが花音さんに惚れちゃったらどうしよう。



