「和くん、何か話してください。」


しかも上目遣い。
え?確信犯か?


ちーちゃんは俺を殺したい感じ?


誘ってるだろ、これは。
我慢できるもんならしてみろ、みたいな。


いやまあちーちゃんが小悪魔的な性格とは思えねぇけど。


だとしたらもっとダメだろ。


「……俺が嫉妬深いってこの前言っただろ。
何であいつと遊ばないといけないんだよ。」


「だからそれが訳ありでして……」


たとえ訳ありとしても先に俺に言えよ。


「ちーちゃんは何もわかってない。
じゃあもし俺が深山の婚約相手に惚れたらどうすんだよ。」


「それはダメ……!絶対ダメ!
そんなの嫌だよ…!」


急に泣きそうな顔になるちーちゃん。


本当になんなの?
可愛すぎんだって。