ーー「本当に私の妹が2人に迷惑かけてごめんなさい。」
「悠河さん!お姉ちゃんは一個も関わってなくて悪くないから、お姉ちゃんの株は下げないでください!私謝るから!!」
………えーっと、ただいま近くのカフェに来たんだけど……(というか無理矢理連れて来られた)
桐山さんとお姉さんが2人並んで座っていて、私の隣には悠河くんが座っていた。
そして桐沢さんのお姉さん、花音さんに机に顔がつきそうなくらい頭を下げて謝られて
桐沢さんは机に額をつけて謝っていた(桐沢さんに至っては私じゃなく悠河くんには謝っている)。
「まさか詩音ちゃんが仕組んだことだったなんてな。」
「私がもっとちゃんと詩音のことを見ておくべきだったわ………。」
「いや、詩音ちゃんも言ってた通り花音のせいじゃないだろ。
でも、千紗ちゃんは今も思い出したら怖いと思う。だから俺じゃなしにちゃんと千紗ちゃんに謝ってほしい。」
悠河くんが詩音ちゃんの方を見てそう言った。



