次の日。
「今日も暑いね。」
「本当に暑すぎてやばい。こんなんじゃ勉強も集中できないし。」
講習の中にも色々教科があってどれを受けるかはそれぞれが選べる。
今日は麻里と2時間目まで同じで3時間目は私1人だけ。
その後に帰る予定だった。
「そういえばさ、麻里って最近津原くんとどうなの?」
「どうって言われても……普通だよ。」
気のせいかな。
ほんのり麻里の顔が赤いような………?
「幸せそうだね。」
「それなら千紗もでしょ。あ、でも波乱の展開だっけ?」
波乱の展開って………だから悠河くんには婚約者がいるんだってば!
「私は和くん一筋だもん。」
「はいはい。ていうか本当に深山先輩って婚約者いるの?政略結婚とか?」
………確かにこの歳で婚約者ってそうそういるもんじゃないよね。
「どうなんだろう。」
「もしそうだとしたら千紗のこと好きかもしれないよ?」
「それはありえないよ。」
「どうかな?」
麻里は楽しそうに笑っていた。
え、何?
悠河くんが私のこと好きで不倫をするとでも?
さすがにそんな出来すぎた展開はないでしょ………。



