そして放課後。
和くんに帰れないとだけ言い残して体育館裏へ行くと、先生の言う通り日陰で端に大きいゴミ袋と軍手が綺麗に置かれてあった。
「……これでやれってことか。」
軍手をはめて作業を開始する。
日光は当たらないし思ったより涼しげな場所だったから救われた。
「……ごめん、中山さん!もう来てたんだね!」
少しして桐沢さんが来た。
「全然大丈夫だよ!
付き合わせちゃってごめんね。」
「そんなことないよ!一緒に頑張ろう!」
優しい人だなぁ、なんて思いながらそれからは2人とも黙々と作業を始めた………。
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