好きな人に告白されました




ーー「中山、ちょっといいか?」


その日の4時間目は体育で、帰りに体育の先生に捕まった私。


私は知っている。


この先生は人使いが荒いことに。


それは私だけじゃなくみんなが知っていて、標的にされたらその日は終わりだ。


私がこの先生に捕まるのは今日が初めて。


以前一年の時に麻里がボールの空気入れを任されたらしい。


今回はなんだろう、と思っていたら……


「体育館裏の雑草がひどくてな。
放課後、簡単に抜いてくれないか?」


「え?」


思わず聞き返してしまった。


だって今の時期わかってます?
真夏ですよ?


熱中症で死にません?


その私の訴えが先生に届いたのか
「安心しろ、そこは建物の影になってるから日陰だ。」と言って悪そうに笑った。


麻里にも手伝ってもらおうと思って見ると、麻里は遠くから私を見ていた。


まるで私を巻き込むな、と言うように。


諦めるしかないと思っていたら
「先生、それ私も手伝います。」
と後ろから誰かの声が聞こえてきて振り向いた。


すると後ろに綺麗な女子が立っていた。