それから時は経ち、1回目のテストも終わり梅雨入り中の7月に突入していた。
「ではそろそろ9月の文化祭のことで話し合いたいと思います。」
今はロングホームルームの時間。
九月に行われる文化祭のための話し合い中。
ここの文化祭はまあまあ規模が大きく、準備はいつも7月から始めるのだ。
「よしゃあ!全力で1位取りに行こうぜ!」
文化祭担当の委員があるのだが、男子はムードメーカー的存在の津原くんが担当している。
そして女子はというと………
「本気で1位を狙いたいなら私を選ぶべきじゃなかった!」
「おい百田、いつまでも文句言うなって。」
麻里がやることになった。
津原くんは自分で立候補したが、その時に「女子は百田で!」と指名したのだ。