「えぇ!?それ本当!?」
「だったらなんだよ。お前もだろ。」
「そ、そうだけど……。」


私はこの顔だもん。
いなくて当たり前だよ。


まさか和くん、いたことないなんて……!


それは私にとったら嬉しいことだな。
自然と頬が緩んでしまう。


「何ニヤニヤしてんだよ。」
って和くんに睨まれたけど気にしない。


いつか転校してる間の話も聞きたいな。


なんて思いながら。
さっきまでのモヤモヤが一瞬でなくなるという私は単純人間だ。


でも和くんも私が初恋人なのだ。


そんなの喜んじゃうに決まってる!


元気を取り戻した私はその日一日中上機嫌だった………。