好きな人に告白されました



それから少しして


「あ、ジュースなくなっちゃった。
入れてこよう。」


とちーちゃんが言い、席を立った。


その後、すぐ近くで
「千紗ちゃん……?」という声が聞こえてきた。


「やっぱり千紗ちゃんだ!久しぶり!」


この声は間違いない………俺の母さんだ。


やっぱりさっきのは気のせいじゃなかったのかよ。


てかそもそもなんでいるんだよ、こんな甘いケーキの店に。


とりあえずやばい。
こんな形でバレるのなんて1番嫌だ。


幸い、俺からは2人の姿が見えなかったから向こうも俺の姿は見えていないはず。


けど百田と陽からは見えてるみたいで……


「千紗の知り合いかな?」
「あの人すっけぇ綺麗なぁ。」


「………確かに。美人さんだね。」
「ほら和也も見てみろよ!」
「うるせぇ黙れ。喋るな、バレるだろ。」


俺は急いで陽を黙らせようとした。


「………え?なんでそんなに隠れようとしてるの?」

「なに?もしかして和也の元カノとか?」
「確かにあんなに綺麗ならありえるかも。」


なんか話が変な方向に行きそうだったから俺は仕方なく2人に話した。


「俺の親だ。」
「お、お母様……!?お姉様じゃなく!?」
「うわぁ……そりゃあんな人から生まれてきた橋本はイケメンになるよね。」


「でも……じゃあなんで隠れようと………」


「いつから戻ってきてるんですか?」
「1年とちょっと前からよ。
その制服、和と同じだから同じ高校なはずよ。」
「え……?和くんが私と同じ高校……?」


「「………そういうことか。」」


この会話を聞いて、どうやら百田と陽はわかったらしい。


なんでこういう時だけ鋭いんだよ。