これはチャンスだと思い、機会があれば聞こうと思った。
「おっ、中山一緒の班じゃん。」
「そうだね。実験って得意?」
「任しとけっ。俺はすごいぞ。」
なんて言う津原くんだけど、なんか心配………。
「では始めてください。」
先生のその一言でみんなぞろぞろ動き始める。
私たちの班も実験の準備をして、始めた。
「えーっと、まずは……」
4人班だから2人ずつに分かれ、分担してすることになった。
私は津原くんとなり、プリントを読みながら進めた。
「次はこの液体を入れるんだな。」
「こぼしちゃダメだよ。それ危険なやつだから。」
「ちょ、待てよ。なんで今言うかな。緊張で手が震えるじゃんか。」
「じゃあ私がやろうか?」
「頼みたいところだけど、ここで任せたら男じゃねぇ。任せろ!」
急に男らしい顔になる津原くん。
「………しゃあ!どうだ、すごいだろ。できたぞ。」
「そんなのよっぽどのことがないとこぼさないよ………。」
私がそう言うと津原くんはそりゃそうか、と言って笑った。
だから私もつられて笑ってしまった。
本当に津原くんは面白い人だなぁ。



