「じゃぁ、俺と父ちゃんは船片付けてから帰るから。じゃぁな」

「「ばいばい」」



康太とも分かれてから、琉華は、浜辺に向かった。

もう日が傾き、オレンジ色に染まった海と空を眺めながら、浜辺に座る。

「お父さん、お母さん。
これで良かったんだよね?
私、すごく今の時間が好き。
皆とも、自然ともちゃんと向き合って生きてるきがするの。
前は、自分を守るために、逃げてだんだよね?
私もっと強くなるね……//「琉華ーッ」

「夢華!どうしたの?」

「どうしたのって、私を置いてみんなで遊んだっていうじゃない!」