ガラッ―――

「琉華が目覚めたって?」


「あ、康太に田中ちゃん」
って言った瞬間康太が抱き着いてきた………

「ちょっ、ちょっと」

「琉華、ごめんな。お、俺のせいでぇー」

康太が抱き着きながら泣いてしまった。。

「康太君、琉華が困っちゃってるよぉー」

と夢華が言った瞬間、康太は手を離して顔を真っ赤にしていた。

「康太、康太のおかげで、あの時から初めて海の中に入れたよ。
私が助けなきゃって、もう海では誰も死なせないって………約束してたから。」

………………


「それにしてもさぁ、水沢は、泳ぐの速いな」