それからというもの、毎年の評判からか、列が途切れる事なく焼きそばは売れて行く。

花火が始まるまでが、稼ぎ時!

あと少しだし、暑くて汗が止まらないけど、頑張るぞ。
そう思った時だった。

「琉華♪焼きそば3つ下さいな」

「あ、夢華に康太に健太!来てくれたんだ。
まいどー」


「琉華ちゃん、後もう少しだし、あがっていいよ。
皆と回ってきな」

「ありがとう。おじいちゃん♪
じゃぁ、私も焼きそば貰って行きます。」

「皆、気をつけて、楽しんでくるんだよ。」

「「「「はぁい」」」」