「……華、琉華ってばぁ」


「ぇ?」

「ほらぁ、眉間にシワがよってぇー。
何考えてたの?」

「なんでもないよん。
シワよってた?
いけない、おばあちゃんになっちゃうし。
まだピチピチギャルでいなきゃ☆」

「はぁー。ピチピチギャルって………」

「ぇ?なんか変だった?笑
もうこんな時間だし。
ぢゃぁ、先帰るねぇー。
夢華、bye bye☆」

「うん、ばいばい♪」




夢華と別れてから、私は海へ向かった。

もうすぐ夏休みだ。

何が楽しみとかもないし。
なんと言ってもあの日がやってくるから、悲しい。