5分程すると
美桜のもとに走ってくる女の子がいた。
歳は同じくらいだろうか?
それまで一人を満喫していたけど
同世代の女の子が来ると
美桜はやっぱり嬉しそう。


すると突然
男の人の声。

「あやちゃーーーん!!まってよ!!」


ん!?

あや!?

私、彩(あや)ですけど!?


よく見るとその男性は
さっきの女の子を追いかけていた。

女の子に遅れをとっていたのは
もう一人、
男の子を抱っこしていたからだった。