「にしても、もう二年生かー…なんか早いなー」

「…そうかな」

「そうだよ!相変わらず明はのんびり屋だねぇ」

そう言われ、私は首を傾げる。

「…だって、いつも咲楽が居てくれたから。…早いとか、遅いとか、考えたことない」

「…っ天使!!」

ぎゅーっと咲楽が私を抱きしめる。

再び首を傾げる、私。

…でも、咲楽から抱きしめられるのは嫌じゃないから、いいや。